フォーサム2016東京 オルソ報告

先週のフォーサム2016の中では、コンタクトレンズと涙道を中心に演題を聞きました。

特にコンタクトレンズ学会は半分がオルソ関係で、関心の高さを感じます。

オルソについての報告では

筑波大学の平岡先生が、「オルソケラトロジー使用成績調査 5年間の解析結果」として、当院でも処方しているアルファコーポレーションのαオルソKを使用した調査結果を報告していました。対象者は388例746眼。対象者の半分は未成年でした。5年後の有効性、安全性を検討したところ、視力の改善、角膜内皮、安全性とも、未成年と成人で有意差がなかったとのことです。

北京のXie Pei Ying先生も10年の経過を報告されていましたが、ここでも角膜内皮の減少に差はありませんでした。

オルソは通常と異なる夜間装用のレンズのため、角膜内皮への影響は気になりますが、数の変化はなく、形の大小変化はあるようです。影響はゼロではありませんが、通常のハードレンズと比べて差がある変化ではないようです。

合併症のなかでも重大な角膜感染症の率は、全体では非常に少ないものでしたが、不適切なケアの結果、視力が戻らないような重症例も報告されていました。

平岡先生の報告でも半数が脱落例として定期検診を中断されていましたが、合併症を防ぎ安全に使用するためにも、定期的な検診の重要性を感じました。

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