三鷹台眼科クリニックブログ
3月 8, 2019

ぶどう膜炎あれこれ

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慈恵医大眼科の同窓の勉強会に久しぶりに行ってきました。
お題はぶどう膜炎。
鳥取大学の井上 幸次教授の講演を聞きました。

ぶどう膜炎は黒目に相当する茶色い組織。
虹彩、毛様体、脈略膜と続く組織の総称ですが、
まさにブドウの粒みたいで、ぶどう膜とはぴったりの名前です。

3大ぶどう膜炎と呼ばれるものは、原田病、ベーチェット病、サルコイドーシスですが、
実際は調べても原因不明が多く見られます。
ぶどう膜炎は全身の免疫異常とも関連するので、
軽症や症状が全部見られないものは
疑いで終わってしまう事はよくあります。
これを原因不明としないで、検査済みぶどう膜炎と考えた方が良いとの提案。

ぶどう膜炎といえば、治療はステロイドが定番でした。
さだまさし原作の解夏という小説。
ベーチェット病を患ったカメラマンの主人公が徐々に視力を失っていくというお話でした。
大沢たかおさん主演で映画化されましたが、
ベーチェットも近年話題の抗体製剤のおかげで治療が格段に良くなりました。
多分今ならカメラマンを続けられたんでしょうね。

また、ぶどう膜炎の原因として感染症や悪性リンパ腫が増えているので、
原因不明のステロイド内服を少量処方したくなったら、
症状が軽くなり原因検索がかえって難しくなるので、
早めに病院に紹介して検査をしっかりした方が良いとの事でした。
肝に命じます!

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