アレルギー性結膜炎は近視の原因になる?

コロナの影響で延期になっていた小学校の眼科検診と就学前検診をほぼ終えました。

眼科検診では斜視や結膜炎などの表面の異常の有無を確認するのですが、

常々思うのはアレルギー性結膜炎の多さです。

通常の診察と違い本人の症状をいちいち確認する訳ではないので細かい所までは分かりませんが、

めくった結膜にアレルギーに特徴の濾胞を見ることが半数くらいはあります。

症状の大小はあれども、子供の半分くらいはアレルギー性結膜炎があるように思えます。

先日オンラインで聞いた近視研究会の講演に興味深い内容がありました。

アレルギー性結膜炎によって誘発された網膜の炎症は近視の進行を促進する

近視とアレルギー結膜炎は患者数が目立って増えた病気ですが、

台湾の1歳から18歳の合計197,237人の近視患者と197,237人の性別および年齢が一致するコントロールの間で、

アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎の、アレルギー性疾患の有無を比較した所、

いずれのアレルギー疾患も近視の率が高く、

特にアレルギー性結膜炎でのリスクが最も高いというものでした。

アレルギー性結膜炎は目に炎症を引き起こし、

IL-6およびTNF-αなどの炎症性サイトカインが放出されます。

眼表面の炎症が眼球の中の脈略膜にも炎症を起こし、

眼球を形作る強膜にまで影響し、

近視の進行を促進する可能性があると言うものです。

難しい話になりましたが、

目の表面の痒みによって起きた炎症が、

目の奥にまで伝わって目の形が伸びやすくなり近視が進むと言うこと。

目の使いすぎで起きる眼精疲労も、

目の炎症を引き起こし近視の原因になっているそうです。

近視とアレルギー性結膜炎。

明らかに子供に増えた2つの病気が関係している可能性があるとは驚きです。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です