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1月 30, 2018

花粉症で口がむずむす?

先週の寒波のあとも、今週はまた雪予報。

まだまだ寒いなかでも、立春はもうすぐ。

春になると花粉症が心配という方も多いと思います。

花粉症のシーズンは2-3月からが多いですが、

早く反応する方は1月からむずむずが始まり、来院されされる方もちらほら。

早めの花粉症の症状が出る方は、ハンノキやシラカンバの花粉症かもしれません。

ハンノキやシラカンバはブナ(どんぐりの木)の仲間で、

スギよりも早く長い期間、1-6月に花粉が飛散するといわれています。

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これらの花粉症の人は、バラ科植物(リンゴ、もも、イチゴなど)の食物アレルギーも起こしやすいことがわかってきました。

花粉症の人で、果物や野菜を食べると口がむずむずする症状が出る人は、

花粉症に関連した口腔アレルギー症候群の可能性があります。

アレルギーの原因を特定するには採血での抗体検査が有効です。

当院では花粉症の原因になる吸入抗原から食物アレルギーの原因物質まで、

39種類の抗体を調べられる、view39という血液検査を行っています。

1月 25, 2018

誰もがやりたいことを実現できる世界

月曜の朝日新聞の紙面で、慈恵医大第三病院小児科の勝沼先生が

クラウドファンディングで喘息研究の資金を募っているとの記事が出ていました。

勝沼先生は昨年夏の同窓会支部会で講演いただき、

今回の募金対象である喘息研究の今までの成果や、

小児期の皮膚ケアによって将来のアトピー性皮膚炎のリスクを下げることができるなど、

新しいアレルギーの知見をうかがったばかりでした。

従来の研究費だけでは研究の継続が難しい昨今、

研究費の寄付を募るのは著名な京大のiPS研究所が有名ですが、

このような形で個人研究者が寄付を募るのは珍しいことです。

私も微力ながら協力させて頂きましたが、寄付金は無事に目標額に達したそうです。

1月 22, 2018

改めて、人体の不思議

NHKで「人体」が放送中です。

私も勝手に応援している、山中伸弥先生が出演されています。

改めて人体の不思議に感心。

昨年放送した第一回はメッセージ物質(バイオマーカー)の話題。

眼科でも使用されることがあるアダリムマブ(製品名ヒュミラ)という抗体製剤がでていました。

○○マブという名前の抗体製剤は、高額だけど非常にキレが良い薬でこの数年続々発売されています。

眼科でも抗体製剤である抗VEGF薬が出てから、診療が激変したほど。

なんだかすごいな薬だなあと思っていましたが、組織に直接的に働きかける機序だったんですね。

ただし、良薬は財布に苦しで、非常に高価な薬。

外資の製薬メーカーに完全に持っていかれています。

 

先日放送されていたのは、腸内細菌の話。

腸内フローラとか一時流行りではありましたが、

多発性硬化症など、視神経炎もおこすことのある自己免疫疾患の発症にまで関わっているなんて。

近年、免疫の暴走である自己免疫疾患やアレルギー疾患が増えているとの話はききます。

自己免疫疾患は感染症をきっかけに発症することが多いのですが、

免疫異常に腸内細菌からのメッセージ物質が関わっている可能性があるとのこと。

病気の原因が外部環境ではなく、実は人体の内部環境の変化にあるなんて驚きです。