診療案内
当院の診療方針
 当院は正確な眼科検査を基に診断治療を進めていくために、最新の検査機器をそろえ、検査データを効率的に解析するための電子カルテと画像ファイリングシステムを採用し、行った検査や写真をすぐにモニター上でお見せすることで、患者さまにも病気や治療の内容をよく理解頂きたいと考えています。
 また当院では対応できないような疾患や治療に関しては最も適当と考えられる提携医療機関をご紹介し、その後も身近なクリニックとして当院でも皆様の疾患治療サポートを行っていきたいと考えております。
 
■当院で行っている治療
網膜光凝固(レーザー)・涙点プラグ挿入術・霰粒腫摘出術・けいれんに対するボトックス治療・オルソケラトロジー その他
 
目の心配事は何でも、まずは当院にご相談ください。

緑内障
 緑内障は日本人の失明原因の第一位を占めますが、40歳以上の日本人の20人に1人が緑内障にかかっているという調査結果(多治見スタディ)もあり、早期発見と早期治療が薦められる病気です。
 緑内障にはいくつかの種類があります。
  • 正常眼圧緑内障(せいじょうがんあつりょくないしょう)
  • 原発開放隅角緑内障(げんぱつかいほうぐうかくりょくないしょう
  • 原発閉塞隅角緑内障(げんぱつへいそくぐうかくりょくないしょう)
  • その他(続発性緑内障、発達緑内障)
  • しかし日本人の7割が、正常眼圧緑内障という眼圧は正常であっても視神経が徐々にダメージを受け、加齢と共に視野異常を認めるタイプのものという調査結果があります。緑内障の視野異常はかなり進行しなければ自分で感じにくく、健康診断やコンタクト検診などで眼底の視神経の異常を発見され緑内障の診断に至ることが多くなっています。また、強い近視ご家族に緑内障の方がいらっしゃる場合は、緑内障になる確率も高くなります。
     治療は眼圧を下げることが第一ですが、昔と比べ緑内障点眼薬の進歩はめざましく、多種多様の薬の選択が可能で、眼圧のコントロールも改善されてきました。点眼治療でも眼圧のコントロールが悪い方は、手術の適応となります。
     ただし点眼薬や手術などの治療によって病気の進行を遅らせることは出来ても、いったん障害をうけた視神経は回復する事は難しいのが現状です。そのため眼圧を下げる治療を継続することで病気の進行を遅らせ、日常生活に困らない視力や視野を維持し、緑内障とうまく付き合っていくことが大切です。
     近年はOCT(3次元眼底像撮影装置)という検査機器によって、視野異常が出る前の視神経異常を検出できるようになり、より早期に緑内障の診断ができるようになりました。緑内障は視神経異常がみられてから、数年のブランクを経て視野異常が発生するといわれています。そのため過去に緑内障を疑われたが視野異常を指摘されなかった方も、加齢と共に緑内障を発症する可能性があります。
     検診などで緑内障疑いや視神経乳頭の異常を指摘された方や、ご家族に緑内障歴があり自分も発症しないかご心配な方でも、まず当院にご相談くださればと思います。
     ハンフリー視野計など機械での視野検査が苦手という方も、視能訓練士(ORT)がお声掛けしながら、ゴールドマン視野計という手動の視野計を用いることで正確な検査を行うことができます。
    子供の近視抑制治療
    子供の近視抑制治療

     人の目は子供のうちは遠視ですが、体の成長とともに眼軸(眼球の長さ)も伸展し近視よりに度数が変化します。またお子さんの目はピント合わせの力(調節力)が大人より強いため、学童期にはいると勉強など近業が増えることで、一過性に近視になることもあります(仮性近視)。この場合はピント調節の筋肉の緊張をとる点眼を使用します。
     近視の進行原因は遺伝要因や環境要因の両方が影響していると言われていますが、両親とも近視のお子さんは、両親とも近視でないお子さんに比べて高率に近視になりやすいことが分かっています。
     眼軸伸展による近視進行の場合は、学業に支障をきたす程度の視力であれば、適切なメガネを処方します。子供のメガネ処方は大人と違い調節力の影響で強い度数になりやすいため、調節麻痺薬の点眼後の視力検査データを基にメガネの度数を決めていきます。またメガネの度数の変化も早く、メガネ処方後も定期的な視力検査でメガネが合っているかの確認が必要です。近視自体は病気ではなく、メガネをかけることで近視が進行する事もありません。

    子供の近視進行抑制
    近視進行抑制のために当院では以下の治療を提案しています。

    1.低濃度アトロピン点眼

    低濃度のアトロピン点眼を1日1回使用します。6歳から治療が可能です。低濃度アトロピン点眼「マイオピン」についてはこちらまで
    治療は自費診療です。

    診察料 3,000円(税別)
    点眼代 3,000円(税別)

    ご希望の方はお問い合わせください。

    2.オルソケラトロジー

    特殊なコンタクトレンズを夜間装用することによって日中は裸眼で過ごせる、新しい近視矯正法です。治療は自費診療です。
    若年者が使用することで近視進行を抑制する効果もあります。
    年齢、近視や乱視の程度、眼疾患の有無によって治療可能かどうか決定します。

    オルソケラトロジーについてはこちらまで 

    アレルギー性結膜炎
     アレルギー性結膜炎には、花粉症など季節性のもの、ハウスダストなど原因が通年性のもの、アトピー性皮膚炎に伴うものやコンタクトレンズなどの刺激によるものがあります。治療は初めに抗アレルギー薬の点眼を使用し、かゆみが残る場合はステロイド薬の点眼を追加します。最近は処方せんがいらない市販薬に抗アレルギー薬の点眼や飲み薬が増えましたが、漫然と使用せず症状が改善しない場合は医療機関での的確な診断と治療を受けて頂くことが大切です。また、毎シーズン花粉症を発症される方は、花粉が飛散し発症する前から予防的に点眼を開始することでかゆみを抑えやすくなります。
     症状が強い方は、アレルギーの原因を調べるために採血でのアレルギー抗体検査を行っております。
    イムノキャップラピッド
    イムノキャップラピッド
     指先から針を刺す簡易採血によって、当日結果がわかるアレルギー抗体検査です。お子さんなど通常の採血が苦手な方も、簡単に花粉症や通年性アレルギー性結膜炎の原因で多い8項目のアレルギー検査を行うことができます。
     
     
     

    ドライアイ 流涙
    ドライアイ
    ドライアイ

     高齢になるほど涙の出が悪くなり、ドライアイになる傾向があります。目のふちにある皮脂腺が詰まること(マイボーム腺梗塞)もドライアイの一因ともいわれており、当院ではマイボーム腺梗塞がみられる方には眼瞼洗浄を行っています。
     若い方でもパソコンなどモニター作業の多い方は、瞬きの減少やエアコンの効いたオフィス環境が原因でドライアイになりやすく、乾燥感や眼精疲労の訴えが多く見られます。
     治療はヒアルロン酸の点眼やムチンの分泌を促す点眼薬を処方しますが、点眼薬で改善しないドライアイに対して、涙点という目頭にある涙の出口を涙点プラグという栓で塞ぐ方法もあります。
     また、ドライアイの症状はシェーグレン症候群(涙や唾液の分泌が悪くなる病気)や他の全身疾患の一症状として見られることもあるため、点眼治療のみで改善しないドライアイはご相談ください。

    流涙(なみだ目)
     涙は目を潤し、目頭にある涙点から涙道(涙の通り道)を通って鼻腔に流れます。
    涙道が狭くなったり詰まったりすると、涙の流れが悪くなりいつも泣いているように涙があふれます。
    涙道閉塞は主に加齢で起こりますが、感染や薬によっておきる場合もあります。
    また涙道閉塞がない場合も結膜弛緩(白目のたるみ)によって、流涙が起きる場合もあります。
    生まれて間もない赤ちゃんになみだ目や目ヤニが続く場合は、先天性の涙道閉塞が疑われます。自然治癒も多いのですが、治癒しない場合は処置や手術での治療が必要になります。
    流涙(なみだ目)の原因によって治療法が異なるため、涙の状態の確認や通水検査(涙道に詰まりがないか確認する検査)などを行い、治療法を決定します。

    白内障
    水晶体

     白内障は、茶目の後ろにある水晶体というピント調節機能のあるレンズが白く濁ってくる病気です。
     多くはお年をとることが原因で、水晶体内のたんぱく質が変性し固く濁ってくることでピント調節の機能が低下し(いわゆる老眼)、見えづらい、ぼんやりする、まぶしいなどの症状が出ます。高齢の方以外にも、アトピー性皮膚炎の方、目のけがをしたことがある方、糖尿病の方、ステロイドなどの薬物治療歴がある方などは、若い方であっても白内障を発症することがあります。
     軽度の白内障は予防の点眼薬を処方しますが、眼鏡を使っても視力が出にくくなった方は白内障の手術を受けることで視力が回復します。
     現在の白内障手術は超音波水晶体乳化吸引術および眼内レンズ挿入術といい、目薬や注射の麻酔のもと、小さな傷口から機械を眼内に入れ、濁った水晶体を砕いて吸い出したのち、残した薄い袋の中に透明な人工レンズをいれるといった手術が標準となっています。ただし白内障の程度や状態によっては別の術式を行うこともあります。
     当院では白内障手術は行っておりませんが、提携医療機関をご紹介させいただき、手術を受けられたのちは責任をもって術後の状態を拝見させていただきます。

    糖尿病網膜症
    糖尿病網膜症

     食生活や生活習慣の変化から糖尿病の患者数は増加傾向ですが、糖尿病の三大合併症のうちの一つが糖尿病網膜症です。高血糖により、目の底の細い網膜の血管が障害を受け徐々に進行します。

    単純網膜症

    初期は網膜の小さな出血やしみ(白斑)を認めますが自覚症状はほとんどありません。

    増殖前網膜症

    出血やしみが増えていきます。

    増殖網膜症

    血管障害が進行すると網膜の酸素不足が続き、これを補うため新生血管という脆弱な血管ができます。新生血管が破れて出血を繰り返すことで増殖膜というかさぶたのような膜がはります。進行例では網膜剥離や緑内障に至ることもあります。

    病期に応じて網膜のレーザー治療や手術を行いますが、基本は血糖コントロールと定期的な眼底検査で、初期の段階から診断治療を進めていくことが大切です。
    特に長期の糖尿病既往歴のある方や、糖尿病の治療で急激な血糖改善を行った後は、糖尿病網膜症の発症しやすい時期であり、「見えるから大丈夫」と自己判断せず、定期的な眼底検査をうけて頂くことが大切です。糖尿病手帳などで血糖の管理をなさっている方や、内科での採血結果をお持ちの方は、データをご持参いただくと診察がスムーズになります。内科主治医と併せて、眼科でも皆様の糖尿病管理をされることをお勧めします。

    甲状腺眼症
    甲状腺

     甲状腺は首の前部にあり甲状腺ホルモンを生成している器官です。甲状腺に対する免疫異常から自己抗体が産生され、甲状腺ホルモンが過剰となるのが甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、ホルモンが低下するのが橋本病です。比較的若い世代の女性に多い疾患ですが、これらの病気に伴って以下の症状があらわれるのが甲状腺眼症です。

    • 目が飛び出す(眼球突出)
    • 目が見開く(眼瞼後退)
    • 瞼が腫れる(眼瞼腫脹)

    初期の症状はまぶたの腫れが多く、アレルギーと診断され治療を受けていたが改善せず、その後に甲状腺眼症と診断されることもあります。また、多くは動悸や体重減少など体の症状と同時期に発症しますが、場合によっては目の症状が先行しバセドウ病の診断に至る例や、これ以外にも甲状腺機能は正常で内科治療の必要はなくても、甲状腺眼症のみを発症する例もあります。
     物が二重に見えたり(複視)、視力が低下する例(視神経症)などの重症例は入院治療などが必要になりますが、軽症の眼瞼腫脹や眼瞼後退の例は、外来処置や点眼薬で治療を行うことができます。内科治療によって甲状腺機能が正常化しても目の症状は残ることがあるため、甲状腺眼症を疑われた場合は早めに眼科での治療を検討する必要があります。

    眼瞼けいれん・顔面けいれん
    眼瞼(がんけん)けいれん
     両目の周りの筋肉が意志と関係なくけいれんし、目があけにくくなる病気です。初期の症状は、目がまぶしい、目をつむっていた方が楽である、目がかわくなど、けいれんではないことが多く、症状が進行するとまぶたが開かなくなったり目が見えない状態になったりします。原因は脳の機能障害と考えられていますが、ストレスや睡眠薬が誘因となることもあります。
    片側顔面けいれん
     顔の片側の筋肉が勝手にぴくぴくとけいれんする病気です。原因は脳内の顔面神経(顔の表情筋を動かす神経)の血管圧迫が多いといわれています。
     
     いずれの病気も症状を抑えるために、ボツリヌス療法(ボトックス注射)を行います。
    この治療は緊張した筋肉の動きを和らげるために、ボツリヌストキシン(ボトックス)という薬を注射し、筋肉をゆるめ症状を抑えるものです。症状の場所や程度によって薬を薄めて使うため、効果にはある程度の個人差がありますが、およそ2-4か月は効果が持続します。
    当院では予約制で、ボツリヌス療法(ボトックス注射)を行っています。
    コンタクトレンズ
    コンタクト

     コンタクトレンズは高度医療機器に指定されており、適切なレンズケアと定期検査が快適なコンタクト生活の基本です。しかし近年は適切な診察を受けずにコンタクトレンズの使用を続けたことで、目のトラブルを生じた例が多数報告されています。
     コンタクトレンズには大きく分けて、ハードコンタクトとソフトコンタクトがあります。使用者の多いソフトコンタクトには一日使い捨てタイプのもの、2週間頻回交換タイプなど様々にありますが、どのレンズが適しているかは使用者の目の状態や使い方で変わってきます。
     当院では目に負担の少ないコンタクトレンズを推奨しており、どのタイプのコンタクトレンズが適しているかを相談させていただき処方を行っております。初めてコンタクトレンズを試される方から、今までのコンタクト検診にご満足されなかった方までお気軽にご相談ください。

    コンタクト購入はこちらまで ⇒ アクアコンタクト http://www.aquafield.net/